バイトでよく銀座に行く。
銀座には美術作品を展示するギャラリーが密集していて、特に銀座SIXという商業施設に入っている蔦屋ではよく、期待の若者アーティストが作品を展示している。
せっかくだからバイト終わりに銀座SIXに寄って展示を見て刺激を受けようと思うのだが、活躍している若手がいる一方で、自分が今作品をまともに作れていない現実を突きつけられる気がして、気が弱っている時はとても行けない。
外には出れても、銀座SIXに行けない体調というのがある。
同世代アーティストの活躍が怖い。
正社員で仕事をしている時も、SNSで同世代アーティストの活躍を見るのが悔しくて悔しくて、ブロックやミュートしまくっていた。
銀座SIXに行けるか行けないかで、体調を測ることも出来る。今日は行けない日だ。他人の活躍を素直に羨んだり、原動力にできない状況は苦しい。
銀座SIXはめぼしい展示がなくとも、なんかギラギラしていて苦手だ。
高級ブランドショップがいくつも入り、吹き抜けには有名アーティストの作品が吊るされている。
▲前に銀座SIXで撮ったヤノベケンジさんの作品
作品が展示されている蔦屋には海外の画集がたくさん置いてあり、美術を骨の髄まで知り尽くしたいと思っていた昔の私にとっては垂涎ものの店だった。が、今はただただ疲れる。
この場にある全てが、自分とは関係ない、自分を見張って排斥しようとしている気がするのだ。
銀座SIXに行ける体調に早くなりたいと思っている。
作品は、夜作ってアップしますね。
私は私で、キラキラしている銀座以外でも美術のフィールドを広げていきたいので、少し足掻きたいです。泣きながらですが…