世界ブログ

美術家、作家。感じたことや作ったものなどを投稿。起き上がれなくなった生活からのリハビリ人生。世界を替えたい

企業SNS担当者必見!企業公式Xアカウントの反応数を伸ばすコツ

こんにちは、TrEEです。

 

今となっては無職の私ですが、前職では一般職のマーケティングの部署に所属しており、とあるサービス業の企業公式SNSアカウントを担当していました。

 

担当するまで、特にSNSマーケティングの知識はなかったのですが、担当になると同時にマーケティングSNSに関する本を10冊以上読み漁り、試行錯誤の末、公式Xアカウントのインプレッション数(投稿が表示された回数)を3~5倍に引き上げることに成功しました。

 

今日の日記では、そんな私が1年半の間企業SNSアカウントを運用して感じた【企業公式Xアカウントを伸ばすコツ】をご紹介します。

 

3投稿目にしてもはや日記ではないのですが、自分が率直に生きていて感じたことをテキストにしておきたいのです。

 

さて、そもそもXアカウントを評価する指標は以下の2軸があると思います。

①フォロワー数

②投稿に対する反応数(クリック数、リポスト数、いいね数など)

 

会社によって企業公式アカウントに求められる役割は異なると思いますが、①フォロワー数に関して言えば、お金をかけてフォロー・リポストキャンペーンをしなければ伸ばすことは基本的にできません。逆に言えば、キャンペーンや広告にお金をかけていればフォロワー数は工夫しなくても伸ばすことが可能です。

 

よって、本記事では②反応数をどう伸ばすか?ということに関して複数の本と自分の経験をもとに記述していこうと思います。

 

企業公式アカウントでなくても、Xアカウントの反応数を伸ばしたい方は参考にできる部分があるかと思います!

 

 

 

企業公式Xアカウントの反応数をのばすコツ

 

①XユーザーはIQ2と思え

極論ですがこれに尽きます。

実際のユーザーのIQ数はともかく、SNSをぼーっとみているときに難しい文章や理解に時間がかかる文章を読みたいでしょうか?

Xの投稿は「小学生でも、0.2秒で内容が理解できる・もしくは0.2秒で気になる」ように投稿内容をできるだけ簡単に、直感的に理解できるものにするべきです。

具体的には、私は以下のように気を遣っていました。

 

1、伝えたい内容は一つに絞る(例えば商品であれば、冷たくて・手早く食べられるというように謳うのではなく冷たい、という情報だけに絞る。)

2、1で絞った内容のノイズになりそうな部分はなるべく削る(例えば商品画像で、冷たさを表現するなら暖色っぽい部分は削る、不要な映り込みは消すなど)

3、投稿文はスマホ表示で2行以下に抑える。(ただし、長文であることが投稿の面白さに繋がる場合は別)

「フライドポテトはカリカリ派とシナシナ派がいると思いますが、私はフライドポテトはシナシナ派です。」みたいな文章なら、思い切って「ポテトはシナシナ派です」のように、極限まで文字数を削りましょう。伝わればよいのです。

4、画像に書いてある情報は投稿文に書く必要なし

5、スマホで見たときの見え方に気を付ける。例えば画像に情報を詰めすぎていないか?バナー広告のように見えてしまう画像ではないか?など

 

 

②顔見知り程度の人間とも話せるような内容を書かない

企業によってアカウントの自由度は異なると思うのだが中の人(笑)が「天気がいいですね」「急に暑くなりましたね」「今日も一日頑張りましょう」などと当たり障りない世間話のようなことを書いている企業公式アカウントが散見されるが、やめましょう。そういうのは会社のエレベーターでやり飽きているのでわざわざSNS開いてまで見たくない。エレベーターでは歯を食いしばって我慢するが、知らんお前にまで頑張りましょうとかいちいち言われたくない。

 

私の持論だが、Xは顔見知り程度の人間とも話せるような「広く浅い内容」より「ちょっとニッチな内容」のほうが伸びやすい傾向にあります。「これ、俺らにしか理解できないよなw」という感じの一種の仲間意識や自己表現欲がバズに繋がるのです。Xがユーザーの自己表現欲を原動に発展してきたSNSであることに由来しているのでしょう。

 

バズというのは、SNS全体に拡散されていくというより1個の熱狂的なコミュニティで拡散されていくことによって起きているのです。

 

SNS本は参考にならない

企業SNS担当者が書いた本はかなりの冊数出ており、私もSNS本だけで10冊以上読みましたが、参考になると思ったものは1冊もありませんでした。

「こんな中身ない本書いて印税貰えるのうらやましいなあ」という邪なモチベーションを育てるにはいいと思います。読まなくてもいいということです。

 

④Xはシステムに過ぎない

Twitterが買収されXに変わったように、Xを取り巻く環境は日々変わっていきます。

「こういう投稿が伸びやすい」「伸びにくい」というのはX社の方針によって日々変わっていきますので、その情報を収集するとともに、「ま、しょせん揺らいでるシステムの中のものだしな」と心を揺らさないことも重要です。

 

以下は、私がXを運用していた2023~2024年に言われていたXのアルゴリズムです。ご参考までに記載しておきます。

1、画像、動画が添付された投稿は伸びやすい

2、リプライ、いいね、リポストなど反応数が多い投稿は質の高い投稿とシステムに判断され、フォロワーじゃないユーザーにも表示されやすくなる

3、2のような評価は横軸を時間、縦軸を反応数として評価されているっぽい。つまり、バズるには投稿されてから短時間でどのくらい反応されているかの初速が重要。

4、投稿文にリンクがついている投稿は伸びにくい。(外部サイトに遷移させないためX側でそういう仕組みになっている)

 

この仕組みはかなりのスピードで組み替えられているようで、同じような投稿がいつまでも同じように伸びるとは限りません。

とはいえ、X社は特に公開しているわけではないので、AIなどを使い情報収集することをおすすめします。オープンAIである「perplexity」などで、「Xの最新アルゴリズムを教えて」などと入力して情報収集するのがおすすめです。

 

 

以上、心構えみたいなものが多くなってしまいましたが・・・。

少しでも参考になれば幸いです。不明点や感想などございましたら是非コメントいただけますと幸いです。

 

 

私は会社のSNSアカウントを伸ばすために相当入れ込んで仕事をしましたし、結果も出すことが出来ていました。

しかし、私個人としては、SNS

面白い投稿だからバズった、いい商品だからバズったではなく、バズったから面白い、バズったからいい商品、のように価値が反転している気がしていてとても辟易していました。

 

先程も述べたように、Xはただのシステムに過ぎず、どんな投稿が伸びるかというのはかなり不確定な要因に左右されます。そして、わかりやすい投稿や刺激的な投稿ばかりが伸びるのです。そんな不安定なシステムやわかりやすさに面白さを委ねるのは危険すぎると思いました。

 

人の感情はもっと非合理で、暴力的で、多面性があって、わかりにくいものだと思います。

 

自分が本当に扱いたい感情はSNSと相性が悪かったのです。

辞めて良かったと心から思います。

 

企業のX担当者の方が見てくれているか分かりませんが、SNSはクソなのです。気持ちを持っていかれませんように。

 

 

 

反応くださる方、いつもありがとうございます!

励みになっております。

 

 

 

 

 

 

 

☆9/30(月)本日作ったもの

すみません、本日作れなかったため過去作品掲載します。

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